ひとりぼっち



皆と足並みは揃っていた
前進したり、後退したり
時々ばらばらになっても
誰かに手を握られていた


太陽が沈んだとき


私の手はすでに離されていて
見えていたはずの皆を失った


耳鳴りがしそうなぐらいの静寂の中
私はひとりぼっち