拒絶の意味



大好きな君だとしても
僕は拒否してしまう

心の中にたった一つでも
隠してしまいたいことがあるから

それはどこから伝わってしまうか
僕にはまったくわからなくて

だから、手始めに拒絶してみる
その反応を見てみるんだ

君の心が知りたい
その方法が拒絶だなんて最悪だけど

僕のことを一身に信じてくれる
そんな君を見たくて

心の中のたった一つのことは
拒絶を乗り越えられないと受け入れられないから

どうすれば君は僕を受け入れてくれて
どうすれば僕の心を受け入れてくれるんだろう

そんなことばかりを模索して
自分を嫌っていく

自分すら拒絶していく僕の中
君だけは僕を受け入れてくれると

また僕は拒絶を繰り返して
君の反応を見ている

大好きだといったり
かけがえの無いものだと思っていながら

僕は君を拒絶し続ける
不器用な僕の拒絶は人を信じるためのもので

僕はその手段しか知らないから
繰り返しては安心して

心の中のたった一つのことを
いつか受け入れてくれる人を見つけるために

僕はまた君を拒絶する