HOPE



すきだった

ずっとずっと

だけど

いえなかった

こわくて

はずかしくて

そして

かなしくて

たったのひとことなのに

のどにつかえて

でてこなかった

いえば

きょひされる

そうおもいこんで

むりだった

だから

きみをみることができれば

それで

よかった

ただそれだけで

わたしはうれしかった

でも

あえなくなってしまった

はじめて

じぶんのきもちを

いえばよかったと

こうかいした

ゆうきがでていれば

みらいは

かわっていたのかもしれないと

きみのすがたがみたくて

すこしでも

こえがききたくて

でも

それはかなわなくて

なんどなげいても

あうことなんて

できなくて

くやしくて

たまらなかった

もし

もういちど

あうことができたなら

わたしのきもちを

「すきでした」

そのひとことを

つたえたい

きょひされても

こうかいはないとおもうから