君待ちのマガイモノ



涙なんか私に似合わない
泣いたことなんてそう無いよ

そうやって強気キャラを作って
自分を追い込んでる


いつか本当の自分に気付いてくれる人を待ってる


いつかなんてやってくると
必死に信じてる

傍に誰かがついてくれていたって
たくさん友達がいたって


この広い世界に私はただ孤独を感じてる


言いようもない不安
たとえようのない寂しさ

独りぽつんと道に立って
後ろから背中を押してくれるのを待っていても

いつかなんて
私の涙は待ってくれない

ニヒルに笑って
右頬上げてしゃべってる

泣いたことなんて
もう強がっても無駄なとこまで来てる


早く私の本当の姿に気付いて


人を心から信じたい
カマをかけるなんてやりたくないよ

もうキャラを作るのにも
疲れてきた


だから私に気付いてくれる人を切実に願ってる


私は“君”を待ってる