最終回想



なんていうか、もう、どうでもいいんだって思う
何もかも
たとえば、君の心だとか・・・
何回も、それを殺してやろうと思った
何回も、それを壊してやろうと企んでた
精神が擦り切れるまで、自分を犠牲にしながら
心のどこかで、君の事ホントは好きだった
そう思わせる君が、憎かった
そう思わせられることが、辛かった



もう、それすらも、どうでもいいんだって思う
呆れた訳じゃない
やっと、気付いただけ・・・
僕がどれほど無力な存在なのか
僕がどれだけ壊れたがっていたのか
優しさに包まれた君に、一生敵わないって事
ホントは君に救われたいと願っていた
そう思わせる君が、切なかった
そう思わせられることが、悲しかった



そんな存在に、素直になれなかった僕は、もう手遅れで
あとはただ、流れる時間に嫉妬するだけ



だからもう、なにもかもどうでもいいんだって思う
そう思わないと、僕はまた掴んでしまう
破壊を望む心と、救われたいと願う心を